2025/12/31 18:00

現代のカット五段階評価には当てはまらず、どこか“劣等生”のように語られがちな「サーキュラーブリリアントカット」。
しかしそれは、あくまで現代の基準で宝石を評価した場合の話に過ぎません。

この0.508ctのダイヤモンドを一目見れば、当時において考え得る最高のカットが施されていたのだろうと、思わず深く頷きたくなるほどの美しい輝きを放っています。
シンメトリーは「FAIR」ながらキューレットは中心にきちんと位置し、ポリッシュは「GOOD」と研磨状態も良好。クラリティはSI-1で、肉眼で気になるようなインクルージョンも見られません。

ヴィンテージカットならではの味わいを活かし、現代のどのようなデザインに仕立て上げようか――。
想像がふくらむ、魅力的なダイヤモンドです。