2025/04/26 18:00
大きめのキューレットが印象的な、味わい深い「オールドマインカット」のダイヤモンド。
不揃いなファセットの連なりから生まれるどこか大らかな輝きは、まるで時を超えて語りかけてくるような温もりがあり、「かつて誰のリングに?ネックレスに?ブローチに?」と想像をかき立ててくれる魅力的な1ピースです。
現代の精緻で計算されたカットとは対極にあるような、時代の手仕事の痕跡を色濃く残した石。完璧さを求める方には向きませんが、「美しさ=均整」ではないと考える、感性豊かな方にぜひ手に取っていただきたいダイヤモンドです。
その時代において可能な限りの技術と美意識が結集され、リカットされることなく今に残されたこの姿は、まさに“生きたアンティーク”。
現代では決して生まれ得ない、希少な存在です。